Metal's Hut
ホーム マイアカウント お問い合わせ

会員専用ページ
ログイン
はじめてのお客様へ 新規会員登録はこちら
カートの中

» カートの中身を見る

メールマガジン
メルマガ登録・解除はこちら
商品カテゴリー
店長ブログ

店主からの一言


ご訪問誠にありがとうございます。

当店では海外から輸入したヘヴィ・メタルのCDを取り扱っております。その性質上、日本のバンドの作品がほとんどなかったり、アンダーグラウンドな作品がメインなことから有名なバンドの作品はほとんどありません。地道に活動しているマイナーなバンドの作品を多めに取り揃えておりますので、そういったアーティストに興味のある方にはお楽しみいただけるのではと思います。ぜひご覧くださいませ。

また、在庫は稀に同一タイトルで複数点あるものもございますが、基本的にはそれぞれ1点しかございません。仕入れも頻繁にはいたしませんので再入荷もほぼ無いか、数か月〜数年単位で間が空きますのでご注意くださいませ。

当店はかつて中古CD店としてスタートし、その後輸入CDのみとなっておりましたが、今後再び中古CDの取り扱いをしていくことにいたしました。現在メタルのCD買取も実施しております。ぜひお売りくださいませ。

RSS ATOM
検索結果

検索条件 [カテゴリー]:指定なし [検索文字]:◆、ブラック・メタル

ヒット件数:279


・★など印別  ・国別ページ 
並び順を変更» ■価格順 ■新着順入荷の古い順
 次のページへ >

◆ENSLAVED / Below The Lights

・盤質:S ノルウェー ヴァイキング・メタル’03年 7th 輸入盤【前作のシャーマニックな雰囲気はそのままに、土着的要素がより強く加わったような内容。前作の実験的要素をウマく昇華させた名盤です。5thのTr.1にも通じる雰囲気のTr.1、フルートと摩訶不思議なメロディのイントロにその後のヘヴィな展開が印象的なTr.4、6thのラストのトラッド・フォークのような雰囲気でありつつしっかりメタルなTr.5等々プログレッシヴなサウンドが好きな方に実にオススメな1枚。】


◆ENSLAVED / BLODHEMN

・盤質:S ノルウェー ヴァイキング・メタル’98年 4th 輸入盤【アグレッシヴなギターとドラムを聴かせるメンバーに入れ替わり、その影響かこの4thは3〜5分台の曲が並び今までと、そして以降の作品と比較しても凄くコンパクトな仕上がりになっているのが大きな特徴。実験的な部分も少なく疾走感も強く、3rdと並びいわゆる分かりやすいイメージ通りのヴァイキング色が滲み出ているので最も聴きやすい作品。「Nidingaslakt」は名曲。】


◆ENSLAVED / Eld

・盤質:S ノルウェー ヴァイキング・メタル’97年 3rd 輸入盤【この3rdは世間一般的なイメージのいわゆるヴァイキング臭が最も感じられる作品で、リフからほのかに漂う哀愁と勇壮なメロディにそれが感じられます。そういった分かりやすさを備えつつも、複雑なリズムを用いてあったり、一曲目から16分の大作で複雑な構成で聴かせるなどやはり只者では無いところが確認できます。ブラック・メタル色がまだまだ色濃く残った1枚。】


◆ENSLAVED / Mardraum: Beyond the Within

・盤質:S ノルウェー ヴァイキング・メタル’00年 5th 輸入盤【4thで見せたストレートなブルータリティ溢れる曲、6thで顕著になるシャーマニックな混沌さ溢れるプログレッシヴなサウンドを聴かせる曲双方が収録された4thと6thのまさに中間的な作風の曲。特にノイジーなヘヴィさ、混沌とした雰囲気に泣きを絡めた展開を聴かせるTr.3「Entrance - Escape」はこの時期ならではのバンド屈指の超名曲!ぜひ聴いてみていただきたいです。】


◆ENSLAVED / Monumension

・盤質:S ノルウェー ヴァイキング・メタル’01年 6th 輸入盤【前作でその片鱗を見せたシャーマニックで混沌とした雰囲気のプログレッシヴ・サウンドを磨き上げ、唯一無二のヴァイキングの精神的世界を表現してみせた大名盤。ブラスト・ビートにトレモロ・リフとブラック・メタル的要素を下地にしつつここまで独特なサウンドを生み出してしまったセンスに驚愕させられる1枚。真にプログレッシヴと言っていいメタル作品です。】


◆DANTALION / …And All Will Be Ashes

・盤質:A スペイン ディプレッシヴ・ブラック’16年 6th 輸入盤


◆ROSSOMAHAAR / The Reign Of Terror

・盤質:A ロシア フォーク/スラッシュ/ブラック・メタル’10年 4th 輸入盤


◆SANGRE AMADO / Ancient Bitch

・盤質:A US デス/ドゥーム/ブラック’06年 2nd 輸入盤 デス・メタルっぽい場面、ブラック・メタルらしいトレモロ・リフ、ドゥーミーなリフとリズムが切り替わる内容。


◆STROSZEK / Songs Of Remorse

・盤質:B 詳細不明 ブラック・ネオフォーク 輸入盤 アコースティック・ギターのメランコリックなネオフォークを軸に、ブラック・メタルの攻撃性を加えた内容。ドラムが入っている場面も多く、ノイジーでヘヴィなディストーション・ギターによるリフもありのメタル要素強めのメランコリック・ネオフォーク。


◆THE MAGIK WAY / Curve Sternum

・盤質:A イタリア ブラック・メタル/ダーク・アンビエント’15年 2nd 輸入盤


◆THIRDMOON / Dimorphic Cynosure

・盤質:B オーストリア メロディック・デス/ブラック’07年 5th 輸入盤


◆VILLAINY / Villainy Ii: Dim

・盤質:A オランダ ブラック/スラッシュ/クラスト’16年 2nd 輸入盤


◆AD ASTRA / One Single Cause

・盤質:B ギリシャ ブラック・メタル’11年 1st 輸入盤


◆ALKHIMYA / Emergence

・盤質:A フランス アトモスフェリック・デス/ブラック’19年 1st 輸入盤


◆PERMANENT MIDNIGHT / Under The Blood Moon

・盤質:B US ブラック・メタル’13年 2nd 輸入盤【低音とノイズ成分の効いたリフが強烈なデス/ドゥーム色もあるブラック・メタル。ヴォーカルはガテラル・メインに時折高音絶叫を加えるスタイル。】


◆PERVERSUS STIGMATA / Interstellar Hatred Void

・盤質:B、ロシア シンフォニック・ブラック’09年 1st 輸入盤【5分前後の長さの曲が6曲入りと、フル・アルバムにしては少々物足りないボリュームが気になります。ゴツい刻みリフとトレモロ・リフを併用するギターに、キーボード・オーケストレーションが被さる王道と言えるシンフォニック・ブラック。ドラムは2バス連打が多いものの、スネア裏打ち疾走やブラスト・ビートを使う場面は少な目なので疾走感は低い方。】


◆RAGGRADARH / Oris

・盤質:B、ブルガリア 独りペイガン・ブラック’14年 4th 輸入盤【FORGOTTEN FORESTSなどのメンバーであるErilyneによるプロジェクト。RAWなサウンド・プロダクションに寂しげなメロディのトレモロ・リフ、安定感がイマイチなドラムによるしょぼくれたプリミティヴ・ブラックが下地のペイガン・ブラック。曲の尺は長く、Tr.1から8:02、11:20、10:08、19:26の大作主義な全4曲。長くて単調なプリミティヴ・ブラックが好きな方向け。】


◆THANATHRON / Thanathron

・盤質:B、ポーランド ブラック・メタル’10年 1st 輸入盤【シャリシャリしたノイジーな質感で多少薄さも感じられる王道のブラック・メタルらしいサウンド。トレモロ・リフは薄らと叙情性を孕んでおり、その薄暗い雰囲気がブラスト・パートにおいてもミドル/スロー・パートに置いても寒々しさを発散していて魅力的。Tr.2のように疾走パートがメインの曲もあれば、Tr.3のようにスローな曲もあります。】


◆VIDHARR / Cryo

・盤質:S、イタリア ブラック・メタル’13年 2nd 輸入盤【不穏なアルペジオにコード、トレモロ・リフに刻みリフとバランス良くフルに駆使するギター、起伏のあるグロウルで表現の幅広さをうかがわせるヴォーカル、安定感あるゲストのリズム隊と、安心して聴いていられる内容。割とブラック・メタルを基本にしたモダンなエクストリーム・メタルといった趣もありますが、デス・メタル色やメタルコア色は感じさせないのが魅力。】


◆GEIST / Der Ungeist

・盤質:B、イスラエル 独りブラック’12年 1st 輸入盤【かなりノイズ成分の強い耳に痛いささくれ立ったサウンドが強烈な作品。ノイズ混じりでシャリシャリジリジリ言うトレモロ・リフに、バタバタしたドラム、怨みが篭ってそうな唸り声や、高音の絶叫を織り交ぜたヴォーカル・スタイルで、総合的にはディプレッシヴ・ブラック要素の強い作品。ディプレッシヴ・ブラックの中では展開は多い方です。】


◆SATOR MARTE / Termonuklearni Evoluce

・盤質:B、チェコ ブラック・メタル’08年 1st 輸入盤【ノイズ成分強めの不穏なギター・リフ、ギターと並走するベースを纏ってバタバタと疾走するプリミティヴ・ブラック。ベースが主張強めの音をしているうえよく動くのが印象的。不穏なリフを掻き鳴らしつつバタバタと疾走する、叙情性無しの邪悪なプリブラが好きな方にオススメ。】


◆THE AUSTRASIAN GOAT / Principles of Disillusion

・盤質:C、フランス ディプレッシヴ・ドゥーム/ブラック’13年 編集盤 輸入盤【ギターの音はノイズ混じりでありつつもハッキリと聴こえますが、ヴォーカルの喚き声が篭っていて奥の方からモヤモヤと聴こえてくるサウンド。バタバタと疾走する曲もあれば、Tr.4のようにスローでモヤモヤした絶望感全開のディプレッシヴ・ナンバーもあり。薄メロ・プリブラ的なものと、とても悲しく絶望的なディプレッシヴ・ブラックが両方楽しめるものが聴きたい方にオススメ。】


◆TROLLFASTHEART / What?! An Old Pot For All?!

・盤質:B、スペイン 独りブラック’14年 2nd 輸入盤【哀愁のリフを軸にしたTr.1のようなペイガン・ブラック的ナンバーもあれば、Tr.2のようにハードコアっぽい曲、Tr.3のように不穏さ強めのブラック・メタル・ナンバーもあり。唸るようなヴォーカルも不気味です。ドラムは恐らく打ち込み。】


◆UDAINSAKR / Udainsakr

・盤質:C、詳細不明 ペイガン・ブラック’03年作 輸入盤【郷愁を感じさせるどんよりとしたリフを軸にしたペイガン・ブラック・メタル。ヴォーカルは朗唱する場面もあれば、ディプレッシヴ・ブラックみたいな死にそうな狂った絶叫を上げるところもあり。Tr.1、5のようなアコースティック・フォーク・ナンバーもありますが、基本はブラック・メタルが下地です。】


◆ZEDHER'S COFFIN / The Coffin Is Open Again

・盤質:B、イタリア ブラック・メタル’12年 1st 輸入盤【ミドル/スロー・パートを主体に薄ら叙情的なトレモロ・リフを纏って、バタバタしたブラスト・パートと切り替えながら進む薄メロ・プリミティヴ・ブラック。曲の尺は6〜8分程度ありますが、1曲辺りのリフは少な目。シンプルでありつつどんよりしていてほんのりメランコリックなリフが聴きどころ。】


◆ZINUMM / Zinumm

・盤質:A、スペイン 独りブラック(ブラック・メタル路線) 1st 輸入盤【篭った音質でドカドカと単調に疾走するドラム、奥から聴こえてくる掠れデス声、不穏なギター・リフとキーボードが不気味で呪術的な雰囲気を醸し出すプリミティヴ・ブラックTr.1、5や、スローでどんよりしたディプレッシヴなTr.3、叙情的で土着的な郷愁溢れるメロディが印象的なアンビエント/インスト・ナンバーTr.2、4等様々な曲が収録された作品。】


◆ZINUMM / Beltaine

・盤質:A、スペイン 独りブラック(フォーク路線)'14年 2nd 輸入盤【今作は郷愁あるフォーク・アンビエントと、掠れデス声とブラック・メタルらしいギター・リフ、ドラム入りのフォーク/ブラック・メタル・ナンバーが収録されており、フォーク色が強まっています。渋み溢れる郷愁のメロディが印象的なフォーク・ブラック・ナンバーがメインとなっており、いわゆるペイガン・ブラックが好きな方にオススメ。】


◆ASGUARD / Wicca

・盤質:S ベラルーシ メロディック・ブラック’04年 EP 輸入盤  【ブラスト・ビートとトレモロ・リフ、喚き散らすヴォーカルといったブラック・メタルらしい要素もしっかりとありつつ、パワー・メタル的な刻みリフやピロピロしたメロディアスな速弾きギター、よく動くベースなどメロパワ的な要素も強いものが聴きたい方にオススメ。スローなパートも多いので疾走感はほどほど。】


◆FORGOTTEN CHAOS / Victorious Among The Damned

・盤質:S スイス プリミティヴ・ブラック’06年 1st 輸入盤  【ノイジーでザラザラモヤモヤと薄っぺらいサウンドに、バタバタと疾走するドラム、ぎゃあぎゃあ喚くヴォーカルのプリミティヴ・ブラック・サウンドを下地に、ミドル/スロー・パートも交えた緩急ある展開で聴かせるサウンド。メロディアスさがほとんど無いながらも曲の構成は割としっかりしているプリブラが好きな方にオススメ。】


◆FRONT BEAST/MEPHISTO / In League With Evil Metal

・盤質:S ドイツ & イタリア ブラック・メタル’06年 Split盤 輸入盤  【Tr.3までがFRONT BEAST。スローなリズムと不穏な低音リフ、エコーする喚き声が印象的な呪術的なプリミティヴ・ブラック。Tr.4以降がMEPHISTO。少々篭っていながらもFRONT BEASTよりもだいぶまともな厚みのある音質で、シンプルで邪悪なリフを纏ってバタバタと疾走するプリミティヴ・ブラック。】


◆HATESTORM / Filth Purity

・盤質:S ロシア ブラック・メタル’09年 2nd 輸入盤  【サウンド・プロダクションはブラック・メタルというよりは'90年代初頭のデス・メタルみたいな感じで、ドロドロした質感の低音リフと、ブラック・メタルらしい中〜高音域の邪悪かつメロディックなリフを使い分けるギターが曲をひっぱります。デス・メタル色が若干ある邪悪さ重視のブラック・メタルが魅力的な作品。】


◆HEIDEN / Obsidian

・盤質:S チェコ ポスト・ブラック’09年 4th 輸入盤  【不協和音による不穏なコード・ストロークが印象的で、スロー・パートではブラック・メタルらしい実に不穏で邪悪なコード進行で、それをクリアな音質で聴かせて焦燥感を煽ってきます。そのうえポスト・ブラックらしい儚げなトレモロ・リフを駆使したり、ヴォーカルが悲しげにガナり歌唱するパートもあり、一筋縄ではいかないポスト・ブラック。】


◆INSIDIUS INFERNUS / Pale Grieving Moon

・盤質:S ギリシャ ブラック・メタル’02年 1st 輸入盤  【陰鬱な空気が強いプリミティヴ・ブラック・サウンドを基本にし、男性ヴォーカルは唸るようなデス声をあげながらも、女性ソプラノ・ヴォーカルが随所で参加してゴシカルな雰囲気を醸し出してくるのが特徴的なディプレッシヴ/プリミティヴ・ブラック。変わり種のプリブラが聴きたい方にオススメ。】


◆RISE IN HATRED / Castle Of Misanthropy

・盤質:A ブラジル 薄メロ・プリブラ’10年 demo(唯一の作品) 輸入盤【チープなジャケの雰囲気そのままに音質面もチープですが、叙情性を孕んだメロディックなトレモロ・リフを駆使した北欧スタイルなメロディック・ブラック・サウンドが魅力的。生気薄目の掠れデス声もGood。6曲入りで26分ほどのボリューム。6曲入りで26分ほどのボリューム。】


◆SEASONS IN BLACK / Deadtime Stories

・盤質:B ドイツ デス/ブラック’05年 1st 輸入盤【ヴォーカルはガテラル・ヴォイス主体。メロディックなトレモロ・リフを混ぜつつキャッチーさのあるヘヴィ・リフを駆使したギターと、不穏なオーケストレーションを交えて邪悪に聴かせるデス/ブラック。】


◆SECHT / Secht

・盤質:B ノルウェー ブラック・メタル’06年 1st(唯一の作品) 輸入盤【37分の大作1曲のみという極端な作品。掠れデス声絶叫主体につぶやきや唸るようなデス声、さらに地声シャウトなども交えた表現豊かなヴォーカルに、スローなリズムから2ビート、ブラストまで幅広く緩急あるドラム、不穏なトレモロ・リフとアルペジオ主体のギターと、あくまでもブラック・メタル的なサウンドでの大作であるところが魅力的。】


◆SERCATI / Tales Of The Fallen

・盤質:A ベルギー ポスト/ディプレッシヴ・ブラック’11年 1st 輸入盤【ディプレッシヴ・ブラック的なノイズ塗れの陰鬱なリフと遅めのリズムに儚げで悲しくも美しいキーボード・サウンドを絡めたディプレッシヴ・ポスト・ブラックといった感じの内容。囁くような掠れデス声も印象的。】


◆SERPENS / The Cult

・盤質:B ウクライナ プリミティヴ・ブラック’05年 1st 輸入盤【絞り出すような高音絶叫ヴォーカルが非常に邪悪で、サウンド・プロダクションもノイジーなプリミティヴ・ブラック路線の作品。しかし、アトモスフェリックなキーボードのパートが入るTr.1、4ビートの軽快なリズムが印象的なTr.2、ブラックン・ロール的なインストTr.4など、プリブラにプラスアルファしてちょっとした個性を発揮している1枚。】


◆SERPENT SEED / Death and Decay Considerations

・盤質:B ポーランド ブラック・メタル’19年 2nd 輸入盤【地声成分が残った野太いデス声、不穏なアルペジオとトレモロ・リフが主体のリフ、緩急ついたリズムで聴かせるブラック・メタル。骨太なサウンドが印象的。】


◆SKYFALL / Bestiarium Pool

・盤質:B ロシア メロディック・ブラック’11年 1st 輸入盤【クラシカルな雰囲気の速弾きで華麗に舞うキーボードをバックにしたメロディック・ブラック。ギターは刻みリフが主体なところが特徴的。ヴォーカルは掠れデス声とガテラル・ヴォイスの二本立て。ロシアらしい冷たい質感はあるものの、ロシアにしてはクサみは控え目な印象。】


◆SOMNIA / Above Space And Time

・盤質:B ウクライナ ちょっと個性派のメロディック・ブラック’12年 1st 輸入盤【バンド一丸となってリフを形成してそれを何回か反復させるスタイルや、捻りのあるリズム面も特徴的ですが、要所でのトレモロ・リフの叙情性も素晴らしい作品。メロディックなんだけれども、少し捻りがあったり展開が多めだったりしつつ、疾走パート・メインで、かつ演奏もウマいブラック・メタル。】


◆SOULPHUREUS / Rest In Hell

・盤質:B イタリア デス/ブラック’12年 1st 輸入盤【ブラスト・ビート多めのアグレッシヴなリズムに、メロディックなトレモロ・リフ中心に骨太なリフも聴かせるギターによるブラック・メタル。ヴォーカルはごつめのグロウルで若干デス・メタルっぽさが強め。地味に5〜8分程度と曲が長めで疾走中心に起伏のある展開で聴かせる1枚。がむしゃら気味な速弾きギター・ソロも印象的。】


◆STERNENSTAUB / Destination Infinity

・盤質:B オーストリア シンフォニック・ブラック’04年 1st(唯一のスタジオ・フル) 輸入盤【メロディックなトレモロ・リフ主体のギター、時に壮大な時にアトモスフェリックなキーボード・オーケストレーションによるバッキング、邪悪な掠れデス声と朗唱を使い分けるヴォーカルによるシンフォニック・ブラック。2バス連打こそするもののゆったりとしたミドル、スローの展開が中心。フォーキッシュで叙情的なフレーズも聴きどころ。】


◆SUMMUM HEREDIS / Summum Heredis

・盤質:B ブラジル ブラック・メタル’15年 1st 輸入盤【キーボード・オーケストレーションでアトモスフェリックな雰囲気を醸し出してくるブラック・メタル。シンフォ・ブラックというほど大仰だったり豪奢だったりしない、キーボードで妖しさやふわふわ感が味付けされたサウンド。】


◆SVIPDAGR / Black Verses

・盤質:C スペイン プリミティヴ・ブラック’13年 1st 輸入盤【ちょっと部分的に噛みあっていないドラム、ヴォーカル、ギターのリズムに、薄っぺらいサウンド・プロダクション、ノイジーな質感でシンプルなフレーズのトレモロ・リフによるプリミティヴ・ブラック。叙情性というものは薄くシンプルながらも薄らとメロディックなフレーズを所々で駆使しており、そこまで聴き辛くないのが特徴。】


◆TAIGA / Gaia

・盤質:A ロシア ディプレッシヴ・ブラック’15年 2nd 輸入盤【チリチリしたノイジーなリフ、ガシャっと潰れた質感のドラム、非常に陰鬱なアルペジオ、悲しみ溢れるトレモロ・リフ、言葉にならない絶叫を続けるヴォーカル、スロー主体のリズム、モヤモヤとした空気感を醸し出すキーボードによるコレぞディプレッシヴ・ブラックなサウンド。】


◆SULFERON / Thanatos

・盤質:B ギリシャ 独りプリブラ’18年 4th 輸入盤【喉が裂けそうな高音掠れデス声絶叫、怒涛の高速ブラストによる爆走ナンバーがインパクト大なプリミティヴ・ブラック。多くのプロジェクトを抱えながらも基本独りでやってしまう方のようで、今作でも驚異のマルチプレイぶりを発揮しています。スローな曲の寒々しい邪悪さも秀逸。高品質な王道プリブラ。】


◆TERRODROWN / Colonize And Regulate

・盤質:B フランス ブラック・メタル’08年 1st 輸入盤【ノイジーなリフ、ノイズの中響き渡る高音掠れデス声絶叫、打ち込みドラムによる冷徹な響き、不穏なキーボードによるブラック・メタル。Tr.2と5が8分、6が13分あるものの、きちんと展開があるのがポイント。インダストリアル・ブラックというよりは打ち込みドラムのプリブラといった感じの内容。】


◆TERROR THRONE / Death Is The Cleanser

・盤質:A US プリミティヴ・ブラック’06年 2nd 輸入盤【不穏なトレモロ・リフとアルペジオの数々、汚い掠れデス声ヴォーカル、バタバタしたブラスト中心にしつつ妙にトリッキーなところもあるリズムによるプリミティヴ・ブラック。】


◆TERROR THRONE / World On It'S Knees

・盤質:B US ブラック・メタル’08年 3rd 輸入盤【籠った音質の中を蠢く変拍子を多用したトリッキーなリズムと掴みどころの無い不穏なメロディのトレモロ・リフのギター、それとユニゾンするメロディックなベースが印象的な、なかなかカオスなブラック・メタル。決してクリアとは言えないプリブラ的音質であるものの、前作よりノイズが抑えられて楽器の演奏が聴きとりやすくなっているのがポイント。】


◆THALARION LATI / Thalarion Lati

・盤質:B ロシア 薄メロ・プリブラ’06年 1st(唯一の作品) 輸入盤【疾走中心に緩急付いた展開、多彩でメロディックなトレモロ・リフを聴かせるギター、そこに追従するベース、なかなか迫力のある掠れデス声絶叫による薄メロ・プリブラ。クサみを感じさせるほどではない、程よいメロディックさが心地よい1枚。】


◆THALLIUM / Armanenschaft

・盤質:A ブラジル 独りディプレッシヴ/アトモスフェリック・ブラック’08年 2nd 輸入盤【薄っぺらく籠った音質、細い声で唸る掠れデス声、陰鬱な雰囲気が強いどんよりしたリフ、スローなリズム、もの悲しいメロディを儚い音色で聴かせるアンビエントをかぶせたディプレッシヴ・ブラック寄りでアトモスフェリックでもあるブラック・メタル。Tr.3のように壮大な雰囲気のアンビエントを押し出したシンフォニック気味な曲、ディプレッシヴ一直線なTr.4と聴きどころは多め。】


◆THERM.EYE.FLAME / Spherical

・盤質:B ロシア ブラック・メタル’01年 1st 輸入盤【ノイジーなリフ、ドカドカ疾走するドラム、邪悪な掠れデス声と邪悪で王道的なプリミティヴ・ブラックを下地にしつつ、曲によっては割と前面に押し出された不穏な音でかぶさってくるキーボードが印象的なブラック・メタル。】


◆THE TRUE ENDLESS / An Year In Black

・盤質:B イタリア ブラック・メタル’09年 5th 輸入盤【かつての作品もガシャガシャした音質でしたが、今回はより不明瞭で籠った音質になっているのが驚愕。音の分離が非常に悪く、塊のように中央に籠っているような音質。そこから絶叫だけが飛び抜けてきます。各曲ごとに音質も異なり、非常に呪術的で不気味な雰囲気が強い内容。プリブラというよりは意図的に悪い音質にしたRawブラックといった印象。】


◆THOSE ENDLESS EYES / Awaits Behind

・盤質:C アルゼンチン ゴシック/ブラック’06年 1st 輸入盤【寒々しいトレモロ・リフと掠れデス声、ブラスト・ビートの紛れもないブラック・メタル・パートもあれば、女性ヴォーカルが歌う神秘的なゴシック・メタル的パート、ピアノやキーボード・オーケストレーションで耽美さを醸し出すパートもありのゴシック・ブラック。まさにゴシック・ブラックと言うべき耽美さ神秘的雰囲気と、邪悪さ寒々しさが見事に融合したサウンド。】


◆TOTAL ANGELS VIOLENCE / Death To Death

・盤質:A ウクライナ 独りブラック・メタル’12年 3rd 輸入盤【不穏でヘヴィなリフと不気味なトレモロ・リフ、ノイズをまぶしたサウンドのブラック・メタルを下地に、静と動の展開で聴かせるブラック・メタル。静と動とは言っても決してドラマティックな類ではなく、呪術的な静と暴力的な動ととにかくひたすらに不気味。モヤモヤした音質でエコーしながら飛び交うヴォーカルはもはや一つの効果音です。意外とクリアな演奏とのギャップも印象的。】


◆URAEUS / A Serpente Triunfante

・盤質:C ブラジル ブラック・メタル’09年 1st 輸入盤【籠った薄っぺらい音質、多重録音された掠れデス声絶叫が飛び交うカオスなヴォーカル、リズムキープが怪しい随所でズッコケ気味なドラム、シンプルでどんよりしたリフによるプリミティヴ・ブラック。】


◆VANAD VARJUD / Dismal Grandeur In Nocturnal Aura

・盤質:A エストニア アンビエント・ブラック’16年 2nd 輸入盤【全4曲ながらTr.1が12:52、2が13:56、3が9:54、4が12:45と大作主義。陰鬱なフレーズのトレモロ・リフを反復させアンビエントをかぶせてくるTr.1のような曲もあれば、シンプルなリフでブラスト疾走しつづけるTr.3のようなプリブラ的な曲もあり。Tr.4はTr.1と近い路線ながらもより悲しみが強めでドラマティックさをほんのり感じらせる曲。全体的に長さの割にリフがシンプルで展開が少ない大作という点は共通。】


◆VERATRUM / Sentieri Dimenticati

・盤質:B イタリア ブラック・メタル’12年 1st 輸入盤【邪悪な低音刻みリフとメロディックなトレモロ・リフを使い分けるギター、甲高い絶叫と沈むようなガテラル・ヴォイスを使い分けるヴォーカル、タイトな高速ブラストを要所で聴かせつつ緩急のついたドラムによるデス/ブラック。要所ではかなりメロディックなものの、総合的にはメロデスとかメロブラとかいうほどでは無い邪悪さ重視のサウンド。音質は重厚かつ良好で演奏の安定感も十分。】


◆VEXED / Endless Armageddon

・盤質:B イタリア ブラック・メタル’01年 1st 輸入盤【邪悪なトレモロ・リフを主体にしつつ、時折メロディックなフレーズも聴かせたり、ぐちゃぐちゃしたソロを聴かせたりするギターに、カンカンしたスネアと2ビートで軽やかに疾走する場面もあるドラム、地声混じりのどちらかというとSODOMのトム・エンジェルリッパーみたいなシャウトを聴かせるヴォーカルと、どことなくスラッシュ・メタル色も感じられるのが特徴のブラック・メタル。】


◆VIII / Drakon

・盤質:B イタリア デス/ブラック’14年 1st 輸入盤【恐らく中心人物のDrakoneMがドラム以外を担当する2人ブラック・メタル。ひたすらにダークで不穏なTr.1のような曲もあれば、メロディックなトレモロ・リフや悲しみを感じさせるコード進行やアルペジオなどでドラマティックさも感じさせる展開を持つTr.2のような曲もありのミドル/スロー・パート主体のブラック・メタル。疾走感は無いものの音質も良好で曲もよく練られた質の高い1枚。】


◆VOLTUMNA / Dodecapoli

・盤質:A イタリア デス/ブラック’17年 3rd 輸入盤【掠れデス声で喚き散らすヴォーカル、不穏なリフと重低音刻みリフ主体の暗黒感強めのギター、高速の2バス連打を聴かせつつヘヴィなビートを聴かせるドラムによるデス/ブラック。ギターからはあんまりブラック・メタル感は漂わないですが、不穏なサウンドでデス・メタルよりもブラック・メタル度が高め。】


◆VUOHIVASARA / Perdition Reigns Supreme

・盤質:C フィンランド メロディック・ブラック・メタル’10年 3rd 輸入盤【叙情性はほどほどに寒々しさを感じさせるトレモロ・リフと、タイトな高速ブラスト・ビート、絶叫ヴォーカルによるメロディック・ブラック。フィンランド産ながら、MARDUKやDARK FUNERALなど、むしろスウェーデンのバンドに近い印象。厚みがあって、クリアなサウンド・プロダクションで高品質な1枚。】


◆WALQUIRIA / Our Blood Now Is Eternal

・盤質:B メキシコ 独りブラック’07年 1st 輸入盤【若干主張の強いベースとスローなパートが主体のリズムが醸し出す薄暗くどんよりした雰囲気、ノイジーなトレモロ・リフ主体のギター、淡々としたノーマル歌唱を交えたりバトルなSEが入ったりする若干のペイガン的な雰囲気によるブラック・メタル。初期のGRAVELANDを短くしたようなイメージのプリブラ下地のペイガン・ブラックみたいな感じ。】


◆WAMPYRIC BLOODLUST / Reborn

・盤質:B ロシア 独りブラック’12年 3rd 輸入盤【バタバタ疾走するプリミティヴ・ブラック的パートに、ちょっぴり陰鬱なスロー・パートなどを交えたり、寂しげなキーボードのサウンドを入れてみたりする少し個性的なプリミティヴ・ブラック。Tr.2の微妙に明るいコード進行などはなんとも言えない雰囲気。叙情性強めのTr.4のトレモロ・リフもインパクトあり。】


◆WRATHFUL PLAGUE / Thee Within the Shadows

・盤質:B US 独りブラック’13年 3rd 輸入盤【非常にノイジーでトゲトゲしいギターと唸りながら囁くような不気味な掠れデス声のプリブラ・パートと、神秘的雰囲気のアコギのパートを切り替える展開が印象的な曲に、アコギのみの薄暗くも美しいインスト、そして寒々しいアンビエントを収録した独りブラック。ブラック・メタル・ナンバーではなぜかドラム周りだけキレのある良い音質なギャップも面白い1枚。】


◆WULFGAR / Ewigkeit Des Ubels

・盤質:B ドイツ 独りブラック’07年 3rd 輸入盤【後にドラマーが加わりますがこの作品はTino Thieleによる独りブラック。汚い掠れデス声、不穏なギター・フレーズ、さらに不穏さを煽る薄らしたキーボード・オーケストレーション、恐らく打ち込みの冷徹な雰囲気のドラムによるプリミティヴ・ブラック。ベースとドラムの要所に印象に残るキメフレーズがあるのが特徴的。ハードコア度の高い曲もあり。】


◆ADRAGARD / From The Burning Mist

・盤質:B イタリア ディプレッシヴ・ブラック’18年 2nd 輸入盤【プリブラ的な薄っぺらい音質、ほっそい高音掠れデス声絶叫、しょぼくれたリフによるプリミティヴ・ブラックを下地にしつつ、陰鬱なアルペジオや悲しいリフを交えてくるディプレッシヴ・ブラック。基本的にはディプレッシヴ・ブラック度が強めながら、Tr.2のように疾走するプリミティヴ・ブラック・ナンバーも収録。ラストTr.7はふわふわした優しくも虚無感あるアンビエントに汚い声の囁き乗る曲。】


◆AEGEON / Devouring The Sun

・盤質:B フィンランド ディプレッシヴ・ブラック’16年 2nd 輸入盤【ほとんどの演奏をLord Aegeonが担当する実質独りプロジェクトのような作品。絶望感溢れる高音掠れデス声絶叫、スローなテンポの中でスピーディな連打を交えて聴かせるドラム、ノイジーでありつつ悲しく陰鬱なトレモロ・リフによるディプレッシヴ・ブラック路線のサウンド。スローかつ寒々しいディプレッシヴ・ブラック。】


◆AETRANOK / Kingdoms Of The Black Sepulcher

・盤質:A US ブラック・メタル’18年 2nd 輸入盤【籠った音質の中で絶叫するヴォーカル、不穏かつ寒々しいトレモロ・リフを聴かせるギター、ボカボカした音でブラストと2バス連打するドラムによるブルータリティのあるブラック・メタル。曲によって音量レベルや音質が結構異なるので注意。6分くらいの尺で爆走主体に緩急ある展開でドラマティックに聴かせるものの、籠った音質で呪術的雰囲気の方が強めに感じられるのが特徴。】


◆AGONIA BLACK VOMIT / Cosmosatanic Wisdom

・盤質:B イタリア アトモスフェリック/アヴァンギャルド・ブラック’17年 2nd 輸入盤【掠れデス声こそ邪悪ながら、ストリングス系の儚げなオーケストレーションに、悲しいトレモロ・リフ等やメロディアスな単音フレーズを駆使したギターにより儚げな雰囲気で包み込んでくるアトモスフェリック・ブラック。基本的に尺は3〜5分ながら、ラストTr.7は15分で多彩な展開で聴かせてくれる今作のハイライト。アトモスフェリックでありつつ少しアヴァンギャルドなサウンドが楽しめます。】


◆ALWAAR / Marches And Requiems

・盤質:A ロシア 独りブラック’15年 2nd 輸入盤【籠ったペラペラ音質、陰鬱なアルペジオと悲しいメロディのトレモロ・リフ、悲痛な絶叫、ミドル/スロー主体に起伏あるリズムで聴かせるドラムによるディプレッシヴ・ブラック。メロディアスなギター・ソロやメロディックなベースも印象的。凝った展開を見せつける演奏的に聴きごたえのあるところが魅力的な独りディプレッシヴ・ブラックです。】


◆ANCIENT FUNERAL CULT / Слово Пастыря

・盤質:A ウクライナ ブラック・メタル’17年 7th 輸入盤【ノイジーでRawな音質とブラック/スラッシュ的な刻みとプリブラ的な不穏なトレモロ・リフ、籠った音でドカドカ疾走するドラムによるプリミティヴ・ブラック路線のサウンド。ただ、全4曲ながらもTr.1から8:22、8:52、10:28と長尺な曲が3曲も収録されている若干の大作主義が特徴的。長いながらもフレーズそのものは割とシンプルで、Tr.3ではトレモロ・リフが結構メロディック。キーボード等余計な装飾が無いのピュアな音。】


◆AZAHEL'S FORTRESS / The Chaos Kingdom

・盤質:C オーストリア ブラック・メタル’10年 2nd 輸入盤【Demonstorm Azahelによる独りブラック。刻みリフとトレモロ・リフを併用しキャッチーさのあるリフと緩急ある展開で聴かせる内容。音質も汚すぎず綺麗すぎずのちょうどいい塩梅。大体5分〜6分の範囲でまとまっていて聴きやすく、それでいて曲中にしっかり展開があるので聴きごたえのある1枚。】


◆BAKTHERIA / System Sickness

・盤質:A ポルトガル ブラック/スラッシュ’15年 1st 輸入盤【ヴォーカルはグロウル、ドラムはバタバタしたブラスト・ビートとハードコア的な2ビートがメイン、リフはスラッシュ・メタル/ハードコア的なブラック/スラッシュ。2分程度で駆け抜ける曲がメイン。】


◆BETULA / I Surely Like The Words Of Hate You Say...

・盤質:A ウクライナ 独りブラック・メタル’17年 2nd 輸入盤【籠った閉塞感のある音質の中で不穏に反復する低音のリフ、IHSAHN辺りを思わせるようなカッコいい声質のグロウル、変拍子を取り入れたリズムが印象的な呪術的雰囲気のブラック・メタル。ジャケットからどことなくペイガン/フォーク的要素がありそうな雰囲気があるものの、実際はそういう要素は薄い呪術的で不気味なサウンド。】


◆BLACK ASTROLOGY / Abyss Of Chaos

・盤質:A ロシア インダストリアル・ブラック’18年 2nd 輸入盤【ドラマーがおらず打ち込みドラムが特徴的なインダストリアル・ブラック・メタル。Tr,2、6のようにテクノ的なリズムとエレクトロ・サウンドを用いた曲もあれば、打ち込みリズムでの不気味なスロー・ナンバーTr.3、打ち込みリズムでの疾走を聴かせるTr.4、5と曲により様々。ノイジーかつ不穏なリフはブラック・メタル的で、叙情的なフレーズが飛びだす場面もあり。】


◆BLACK FLAME / Conquering Purity

・盤質:B イタリア ブラック・メタル’06年 3rd 輸入盤【掠れデス声ヴォーカル、不穏なトレモロ・リフを軸に速弾き系リフを織り交ぜたアグレッシヴな高速リフを聴かせるギター、2ビートやブラストでの疾走を軸にした手数足数と疾走感あるドラムによるブラック・メタル。若干籠った音質が不気味な空気を醸し出していてGood。パワフルなスネアの音が心地よいです。】


◆CONDEMNATIO CRISTI / Dreamcrusher

・盤質:A スロヴェニア プログレッシヴ・ブラック’18年 3rd 輸入盤【邪悪な掠れデス声ヴォーカルと悲しく陰鬱なコードやアルペジオによるブラック・メタル・サウンドを下地に、浮遊感や透明感のあるアルペジオ、儚げなトレモロ・リフ、メロディアスなソロを聴かせるギター、多彩にビートを切り替えて聴かせるドラム、要所でゲストのトランペットの勇壮なフレーズが響き渡るプログレッシヴ・ブラック。ポスト・ロック的要素の加え具合が実に絶妙なバランス。】


◆DARKEST GROVE / Pain and Suffering Shall Be Known

・盤質:A US 独りブラック’06年 1st 輸入盤【感情の起伏が感じられる表現豊かなヴォーカルに、スローなパートを軸にしつつ緩急のある展開、陰鬱かつシンプルでありつつもそこそこにメロディックなリフで聴かせるディプレッシヴ・ブラック系のサウンド。そこまで死にそうなサウンドではなく、陰鬱でありつつ6〜9分で展開があってなかなか聴きごたえのある内容です。】


◆DE VERMIS / Black Wolf Pride

・盤質:B ニュージーランド プリミティヴ・ブラック’17年 1st 輸入盤【足がもつれ気味ながらも勢い任せにドカバカとブラストで叩きまくるドラム、非常に汚い唸るような掠れデス声、シンプルに邪悪なリフによるストレートなプリミティヴ・ブラック。Tr.1とラストTr.8はディプレッシヴ・ブラックっぽい陰鬱なイントロとアウトロですが、他はプリブラで、展開は多くは無いながらも尺は6〜7分と結構長め。】


◆DEAD CHRIST CULT / Christdeath

・盤質:A ウクライナ プリブラ/ブラック/スラッシュ’05年 2nd 輸入盤【ノイジーな刻みとシンプルで不穏なトレモロ・リフを聴かせるギター、ツタツタと疾走するドラム、汚い掠れデス声ヴォーカルによる、ブラック/スラッシュ色のあるRawプリミティヴ・ブラック。】


◆EVILFORCES / Pest Plagues & Storms

・盤質:B メキシコ 独りブラック’16年 2nd 輸入盤【後にメンバーが加わりますがこの当時は独り。アグレッシヴな掠れデス声で喚くヴォーカル、ノイジーなコードと不穏なアルペジオを絡めたリフに、地味に歌心のあるソロも聴かせるギター、図太いスネアの音のブラストが印象的なドラムによる割と展開多めの緩急ついたブラック・メタル。終盤4曲が8分、9分半、8分と長尺でラストは20分弱の大作!14分以降はアンビエント。終盤4曲はより多めの展開で楽しませてくれます。】


◆FREITOD ZEREMONIE / Monotonie Leben

・盤質:A ドイツ 独りディプレッシヴ・ブラック’15年 1st 輸入盤【モヤモヤした音質の奥の方から死にそうな絶叫とノイジーで悲しいメロディのリフが聴こえてくるスローなディプレッシヴ・ブラック・メタル・ナンバーと、メタル要素の無いクリーン・アルペジオの反復のみの虚無感溢れるインスト等が収録されたディプレッシヴ・ブラック。完全なるモノクロの世界です。曲の尺は7〜10分と長めのものがメイン。】


◆GENIUS ULTOR / Nic Co Boskie Nie Jest Mi Obce

・盤質:A ポーランド  個性派ブラック・メタル’14年 2nd 輸入盤【少々籠ってモヤモヤした音質の中で汚く絶叫したり地声シャウトも聴かせるなかなかエモーショナルなヴォーカル、高速2バス連打や高速ブラストで突っ走るドラム、不穏なトレモロ・リフを聴かせるギターによるブラック・メタル。Tr.2のように妙な展開を見せる曲もあるなどヴォーカルも含めて若干個性的な聴きごたえのある1枚。】


◆GOAT OF MENDES / Hymn To One Ablaze

・盤質:A ドイツ ペイガン・ブラック’96年 1st 輸入盤【どんよりした質感と掠れデス声のブラック・メタル的なサウンドを下地に、哀愁を帯びたメロディを聴かせるギターが加わるペイガン・ブラック。爽やかさを感じさせるパンキッシュなコード進行があったり、変拍子が出て来たりする展開でなかなかに個性的に聴かせてくれる1枚。B級色も強めであるもののそこがGood。】


◆GRAU / Transzendenz

・盤質:B ドイツ 薄メロ・プリブラ’16年 1st 輸入盤【掠れデス声ヴォーカル、薄ら悲しみを帯びた寒々しいトレモロ・リフを聴かせるギター、ブラスト・ビートで突っ走る手数多いドラムによる薄メロ・プリブラ。綺麗すぎず汚すぎずのちょうどいい音質と、安定感ある演奏がGood。Tr.1は若干メロディックさが強めな印象ですが、全体的に同じようなサウンドで統一感があるのが魅力的。】


◆GROND / Forest Crypt

・盤質:A US ブラック・メタル’16年 demo(唯一の作品) 輸入盤【2014年〜2019年まで活動していたもののスタジオ作は出ずこのデモだけのバンド。バンドというか独りブラック。9曲30分の内容。基本的に音質はRawで、呪術的雰囲気のアンビエント・インストや、ディプレッシヴ・ブラック寄りのしょぼくれた雰囲気の曲、疾走するプリブラ系の曲等を披露。デモ集だけあって音質も音量も曲の雰囲気も様々です。】


◆HAG / Mysterium Aurorae

・盤質:C ブラジル 独りアトモスフェリック・ディプレッシヴ・ブラック’16年 1st 輸入盤【モヤモヤ広がるような音質の中で響き渡るシンプルながらも陰鬱で非常に悲しいトレモロ・リフ、死にそうな絶叫を聴かせるヴォーカル、スローなリズム主体に要所でブラスト疾走して焦燥感を掻き立てるドラムによるディプレッシヴ・ブラック。悲しみと虚無感が漂うTr.4のようなアンビエントもGood。】


◆HELL PATROL / From Ruins Into Ashes

・盤質:A ポーランド ブラック/スラッシュ’16年 1st 輸入盤【地声成分が幾分感じられるグロウル、汚い低音刻みリフ、邪悪なトレモロ・リフ、ハードコア的なリフにクレイジーな速弾きソロも聴かせるギター、乾いたスネアの高速ブラストやハードコア的2ビートを聴かせるドラムによる疾走感溢れるブラック/スラッシュ。デス・メタル、グラインドコア要素も感じられるアグレッシヴな1枚。】


◆HOLOCAUST LORD / The Essence Of Impurity

・盤質:B カナダ ブラック/スピード・メタル’17年 編集盤 輸入盤【2014年結成、16年に1stフルをリリースしたものの解散してしまったバンドの編集盤。2014年のDemo「...Go to Hell」と2015年EP「Pure Holocausting Hell」の曲を収録。全9曲約33分。】


◆IGNIS GEHENNA / Baleful Scarlet Star

・盤質:A オーストラリア ブラック・メタル’17年 1st 輸入盤【恐らく独りブラック・メタル。曲の尺が長いのが特徴で、Tr.1が7:59、2が8:46、3が10:04、5が10:07と全6曲ながらもかなりのボリューム。バタバタしたブラスト・ビートの高速パートを軸に緩急ある展開と不穏なリフやメロディックなトレモロ・リフ、邪悪なグロウルを交えてじっくり聴かせ、演奏の安定感も音質も一級品の高品質なブラック・メタル。】


◆INFAMY / A World On Its End

・盤質:A フランス ドゥーミー・ブラック/スラッシュ’18年 1st 輸入盤【どんよりした空気感やスローなパートはドゥーミーでありつつ、プリブラ的なシンプルなコード進行の反復とブラスト疾走で突っ走る場面もあり、さらにハードコア的な2ビート疾走をする場面でブラック/スラッシュ的な場面もありの少し個性的なブラック・メタル。】


◆IZAKARON / Chaoschrist

・盤質:B ロシア シンフォニック・ブラック’00年 1st(唯一のスタジオ・フル) 輸入盤【ツイン・ギター編成であるもののギターは目立たず、ストリングス系、木管系、金管系、鍵盤系ととにかく多彩な音色を駆使したキーボードがガンガンに前面に出てアピールするシンフォ・ブラック。ARCTURUSの1stと同等かもしくはそれ以上とも言える目立ちぶりです。展開多めでアルバム最長8分のTr.2が聴きどころ。】


◆KAFIRUN / Eschaton

・盤質:B カナダ ブラック・メタル’17年 1st 輸入盤【呻き声のような掠れデス声で呪術的なヴォーカル、不穏なトレモロ・リフとアルペジオを聴かせるギター、タイトなブラストを軸に手数多いプレイを聴かせるドラムによるブラック・メタル。不穏なアルペジオ主体のTr.2の不気味さはかなりのもの。曲構成もよく練られた聴きごたえのあるブラック・メタル。】


◆KULT OF TAURUS / Divination Labyrinths

・盤質:A ギリシャ ブラック・メタル’13年 1st 輸入盤


◆LEBENSGEFAHR / Tunes from the Edge

・盤質:A スウェーデン アトモスフェリック・ディプレッシヴ・ブラック’17年 編集盤 輸入盤【儚げなギターの単音フレーズや、軽めのコードによるバッキングによる透明感と浮遊感のあるポスト・ブラック的なアトモスフェリックなサウンドが軸ながら、ヴォーカルは悲しみに溢れた絶叫を繰り返すディプレッシヴ・ブラック。優しいサウンドがかえって孤独感や絶望感を助長するGreatなディプレッシヴ・ブラックです。各アルバムやDemo音源等から抜粋されたベスト・アルバム的な編集盤。】


◆LICH / Cryptic Stench

・盤質:B イタリア デス/ブラック’18年 1st 輸入盤【ドカドカしたブラスト・ビートと不穏なリフ主体のTr.2のようなブラック・メタル・ナンバーもあれば、ドロドロした低音刻みリフが印象的なTr.3のようにデス・メタルの色デス/ブラック・メタルといった感じの曲も収録された内容。ヴォーカルは汚いグロウルでデス・メタル的ですがヴォーカル周りがモヤモヤしているところはブラック・メタル的。】


◆LOSUNG KRIEG / Our Reich Shall Be Victorious

・盤質:A ブラジル ブラック・メタル’17年 1st 輸入盤【爆走する高速ブラストのみならず、金物の刻みが巧みなグルーヴィなドラムが聴いていて楽しいブラック・メタル。ヴォーカルはなかなかテンションの高い掠れデス声絶叫。リフは割とシンプルなフレーズの反復でフックがありつつもとにかく邪悪。】


◆MORBID HOLOCAUST / Atmospheric Armageddon

・盤質:B チリ 独りブラック’17年 1st 輸入盤【独りブラックながらギターを重ね録りしているのが特徴的で、左右から飛び交うトレモロ・リフの洪水が不穏に絡みあう様は曲によってはKralliceを思わせるほど。ただし曲は2〜3分とコンパクトに一瞬で、曲によってはブラック/スラッシュ的なノリやプリブラ的なノリもあるのが特徴。Tr.1はフレンチ・ブラック的な不穏かつ絶望的な雰囲気のインスト。】


アーティスト名の前の印別に探せるページです。

★印
★、HM/HR、  ★、テクニカル/プログレッシヴ★、ゴシック/ドゥーム、  ★、スラッシュ・メタル、  ★、デス・メタル/メタルコア、  ★、ブラック・メタル

◆印
◆、HM / HR、  ◆、テクニカル/プログレッシヴ◆、ゴシック/ドゥーム、  ◆、スラッシュ・メタル、  ◆、デス・メタル/メタルコア、  ◆、ブラック・メタル

▲印
▲、HM / HR、  ▲、テクニカル/プログレッシヴ▲、ゴシック/ドゥーム、  ▲、スラッシュ・メタル、  ▲、デス・メタル/メタルコア、  ▲、ブラック・メタル