・盤質：B、その他状態：帯無し、ジャケット傷み & カビあり、裏ジャケふやけ、ソフトケース UK プログレッシヴ・ロック’89年 1st(唯一の作品) 国内盤


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タイトル通り、Jon Anderson、Bill Bruford、Rick Wakeman、Steve Howeの4人で制作されたアルバム。当時YES本体がコマーシャルな方向に進んでいたことに幻滅したJon Andersonが脱退し、『こわれもの』や『危機』を発表した頃のような、1970年代にあった創造性を蘇らせようと当時のメンツを呼び寄せて結成したのが本作。ただしChris Squireだけは不参加で、ベースにはTony Levinが参加。

Jon Andersonがそのように考えていただけあって、'70年代の頃を思わせるようなファンタジックかつテクニカルなサウンドが魅力的な1枚。Tr.1からややこしいリズムが出てきて聴きごたえがあります。Close To The Edgeのような20分近い大作こそ無いものの、9〜10分が3曲、8分弱も1曲と緻密に計算された構成の長尺な曲が並んでいます。

Jonのエンジェリックなクリア・ハイトーン・ヴォーカルに、Steveの変幻自在のギター、Rickの速弾きキーボード、創造性に富んだ独特なBillのドラムのリズムなど演奏面の聴きごたえは十分。変拍子等のテクニカルなリズムにドラマティックな展開、キャッチーな歌メロもありの10分のTr.3はまさにYESここにあり！な名曲。泣きのギター・ソロも素晴らしいです。

総合的にはテクニックの派手さこそ'70年代ほどではないにしろ、その分メロディアスさもありバランスの良い作品。

【▲、テクニカル/プログレッシヴ・UK】