・盤質：A、その他状態：薄いキズ ギリシャ テクニカル・ギタリスト’07年 4th 輸入盤


ギリシャのテクニカル・ギタリストの’07年4th。

(Key)Derek Sherinian、(Ds)Brian Tichyがゲスト参加。クサめのメロディが光り、キーボードとの高速ユニゾンやハモりがカッコいいアップ・テンポ・ナンバーはもちろんのこと、歌心満載のフレーズで聴かせるミドル・ナンバーもとにかく素晴らしい作品。そこに変拍子と高速ユニゾンの超テクニカル・ナンバーTr.5のような曲や、ポリリズミックなテクニカルなリズムを駆使したTr.9のような曲も加えた非常にバランスの良いギター・インスト作品。

そしてDerekが弾きまくっているのも大きなポイント！DREAM THEATERや、PLANET Xといったバンドでのプレイとは一味違った、クサみのあるドラマティックなフレーズの速弾きをTheodoreと共に連発してくる様は圧巻！ギター的なフレージングもさすがの一言なので、コレはDerekのファンにもぜひとも聴いてみていただきたい！ホントにソロに、ユニゾンにハモりに速弾きしまくりです！

手数多く多彩なリズム・パターンを聴かせるドラムも素晴らしいですし、4分前後という程よい長さでまとまっているところもGood。聴きやすい上にメロディやフレーズは印象に残り、演奏的なスリリングさやテクニカルさもバッチリなインスト作品の名盤といっていい内容！次作ではクサみがさらに増してある種ゲーム音楽っぽくなりますが、このアルバムはそういった側面が薄く、メタル・ギター・インストといった感じの内容です。

テクニック面ではとにかく粒立ちの良いTheodoreの速弾きに圧倒されます。特にTr.3で聴けるスウィープの粒立ちの良さに、フル・ピッキングの粒のキレイさに驚かされます。スウィープの音の独立感は特に際立っています。

【◆、テクニカル/プログレッシヴ・ギリシャ】