・盤質：A、その他状態： ロシア シンフォニック・ブラック’14年 8th 輸入盤　　


ロシアのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’14年8th。基本はSkilar Blackwings氏によるプロジェクトのようで、彼が全部を担当。そこに作品によりヴォーカル等が加わっているといった感じ。


シンフォニック・ブラックとは言ってもブラック・メタル的な要素は汚い掠れデス声ヴォーカルと、薄っぺらい音質くらいで、実際のサウンドは疾走する場面が一切無く静のパートも多い、ミドル/スロー・パート主体の作品です。Tr.2のようにヘヴィなリフの上をクサくて勇壮なブラス音が反復するような曲もあれば、ストリングスやピアノと静のパートが主体のゴシカルな雰囲気の曲、フォーキッシュなメロディや笛を用いた曲などが収録されています (といって恐らく全部打ち込みです)。


曲の長さも普通で疾走感が無いとツラいという方以外には特に聴きづらい点も無くて聴きやすい作風。シンフォニック・ゴシック・ブラックとでも言うような内容です。クサいフレーズも上記の通りでてきますが、ヘヴィなリフとデス声くらいしかメタルっぽい要素も無いので、クサくてアツいのが好きな方にはあまりオススメではないです。むしろ静のパートが多めでゴシカルかつ邪悪な雰囲気のものが好きな方向けの内容。

【▲、ブラック・メタル・ロシア】