・盤質：A、その他状態： イタリア 独りペイガン・メタル’13年 4th 輸入盤　　


イタリアの独りペイガン・メタルの’13年4th。Hesperus氏による独りプロジェクトで、ドラマーがアシスタントとして参加。Tr.5、6には多数のゲスト・ヴォーカルが参加しています。


まず曲が長いことが特徴的で、17分の曲を筆頭に、13分の曲、12分の曲もあり。トータルで1時間10分の大ボリュームになっています。とはいえ、ラストTr,8が12分半あるにも関わらず、最初の30秒と最後の30秒以外は無音部という曲になっているので、実際は1時間程度のボリューム。


静と動を幾度となく繰り返しながら展開していくペイガン・メタル・サウンドですが、その音質は薄っぺらく、特にドラムの音はパシャパシャしています。リフは正統派メタル寄りな刻みリフが主体で時折トレモロ・リフ、ヴォーカルはダミ声歌唱とダミ声シャウト、リズムはミドルが主体と、全体的に見てもブラック・メタル要素は薄く、ペイガン・メタルというのが妥当なサウンド。音質はブラック・メタルみたいな薄さですがｗ


ちょっぴりIRON MAIDENぽいリフのアップ・テンポなパートが結構多かったり、哀愁と郷愁を感じさせるギターのメロディがあったりする部分が印象的。打ち込みのオーケストレーションも壮大さや神秘性を醸し出していますが、全体的にはそこまで強烈な壮大さは感じさせない内容。クサそうなジャケに反してクサみもそうでもないです。起伏のあるペイガン・メタルが好きな方にオススメ。【▲、HM/HR・イタリア】